野沢菜に注目してみた。その2
前回、野沢菜について語らせていただきましが、たくさん食べ過ぎて塩分過多にならないか、心配になって調べてみました。
おぁーみずみずしくておいしそう!
ちょっとその前に、塩ってそもそも、そんなに体に悪いの?
塩は陽性食品に分類され、漬物など塩気のあるものは基本的に、体を温める食品になります。とはいっても、取りすぎには気をつけたいところです。
ところで、野沢菜漬け、小皿1枚約30gで塩分は約0.7gほどです。
ちなみに、梅干は中くらい1個で約2.9gもあるそうです。
今や長寿の県といえば長野県、かつては塩分取りすぎで、脳卒中に悩まされていた時期もありました。昭和55年に脳卒中死亡率が全国ワースト3位でした。
つまり昔は、塩分すげぇー取ってたってことですね。
聞いた話によると、朝飯、昼飯、夜飯、お茶請けにも、いつも野沢菜漬けがあったそうです。
そして翌年の56年から【県民減塩運動】がはじまりました。
食塩摂取量を15.9g(全国平均13g)から11gまで減らしたといいます。
そして、昭和40年には男子9位、女子26位だった平均寿命が、今では共に1位なとり、県全体で取り組んだ30年にも及ぶ活動の成果が現れたわけです。
そもそも11gの塩ってどれぐらい?
手にとって実感してみた。
意外にあるなぁ。。これぐらいは、取ってるような取ってないような。
このまま食えって言われたら、無理。そんな量でした。
おぉ理由はそれだけじゃないぞ!
長野県は塩分の摂取量がずば抜けて低いわけではないが、野菜の摂取量はダントツの全国第1位!
野菜には塩分を体から排出するカリウムが大量に含まれており、たくさん食べることで健康が維持されている。という報告も。
もう心配なさそうだ!
お次は、おいしい野沢菜レシピを探しに行こう!
◎野沢菜&シメジ和風パスタ
長野県はきのこも豊富、このコラボレーションはたまらんですな。
お次は、
◎じゃこと野沢菜の炊き込みご飯
信州のうまい米と、そして海と山の幸が合体!
参りました。大変美味しゅうございます。
そして、
このパラパラ感に、野沢菜のシャキシャキ感、、、、
もう言葉にならない。。
完
野沢菜に注目してみた。その1
ここ長寿日本一を誇る長野県は、知名度の高い郷土料理が顔を揃える。
3000メートル級の山々が立ち並ぶ起伏のとんだ土地、比較的冷涼な気候から生み出される質の高い農作物の数々、そのひとつ「野沢菜」に注目してみた。
かつて野沢温泉村を中心に栽培されて、「野沢菜」と名がついたのが由来。
今では信州地方全体で栽培が盛んになり、長野を代表する農作物のひとつ。
一般的には、野沢菜漬けが代表的。日本三大菜漬けにもなっています。
では、現物はどんな感じだろう?まずは畑をのぞいてみた。
青々して、なんかこのままでも、うまそう!
漬物でしか見たことないので、意外にけっこう大きいんだ。
成長すると50~90cmにもなるそうです。
10月下旬頃から収穫が始まり、11月下旬頃まで行われます。
ちなみに、春にはご覧の通り ↓ 長野県にいるのに見たことなかったぁ。。
余談ですが、あの「おぼろ月夜」は
高野 辰之が、野沢菜(菜の花)畑を見て印象に残って作ったそうです。
菜の花畠に、入日薄れ、~♪
見わたす山の端(は)、霞ふかし。
春風そよふく、空を見れば、
夕月かかりて、にほひ淡し。
ところで野沢菜漬けって、どんな風に作ってるんだろう。
野沢温泉村をのぞいててみた。
おぉこれは、温泉を使って収穫した野沢菜を洗ってるじゃないですか。
当地では野沢菜を「お菜」と言って、温泉の湯を使った「お菜洗い」が有名とか。
村内に13か所ある公衆浴場のほとんどが、2日間だけ開放され、野沢菜の束を運ぶ人々が、ひっきりなしに浴場に向かいます。今では、野沢温泉村ならではの冬の風物詩。
温泉で洗ったお菜は温泉の成分が染み込んでやわらかく仕上がり、健康にもいいとのこと。
お次は、
揃えた野沢菜を樽に敷き詰めていきます。
その都度、塩、唐辛子など振っていきます。
樽いっぱいになったら、重石をおきます。
樽とばあちゃん、いいですね。
家庭ごとに伝統が引継がれ、各家々の味あるそうです。
野沢菜漬けは大きく分けて、浅漬け、本漬けがあります。
浅漬けは、緑色のもので、市販されているのは大体このタイプ。
本漬けは、乳酸発酵が進みアメ色に変色したもの、本漬けを味わうには足を運んだほうがよさそうだ。
最近では、乳酸発酵が体に良いとされている研究結果も出ていて、以前以上に注目され始めている。
実際に発酵している本漬けには、性乳酸菌が含まれています。
http://www.tarunoaji.com/nyusankin.html
ついでに、長野県は「お茶菓子に漬物が出てくる」とは本当か、身のまわりの人に聞いてみた。
珍しいことではなく、けっこう当たり前のようだ。
この感じ、いやぁおしゃれですね。
軽井沢にこんなカフェがあったらいいですね。
参考までに ↓
こうなると、塩分過多なならないのか心配になってきた。
引き続き、調査してみよう。
世界の長寿地域と長寿長野県の生活環境のぞいてみた。
長寿は標高の高いところに住んでいるらしい。
ここ長野県の平均標高は1132m。
ちなみに善光寺がある長野市521m、別荘地の軽井沢町994m。北アルプスのふもと安曇村は1525m。海のない長野県は、だいたい500m以上のところに住んでいます。
ここ軽井沢、一見生活環境は厳しいように見えるが。。。
http://www.csis.u-tokyo.ac.jp/dp/dp68/68_1.pdf#search='%E5%B9%B3%E5%9D%87%E6%A8%99%E9%AB%98'
ここは長寿で知られているコーカサス地方
やはり山のふもと1000m前後のところに住んでいる。
長野県と風景がよく似てますね。
標高が高いところに住むことで、活性酸素が少なくなり、がんのリスクが下がる
研究報告もあるそです。
その他、標高が高いところは険しいところが多いので、運動量が増え、足腰が鍛えられることや酸素が薄いので、心肺機能が鍛えられることなどです。
南米アンデス山脈の奥深くにある、かつてのインカ帝国の伝説の都。
ここも長寿で有名な地域のひとつ、標高は1700m。
エクアドルのビルカバンバ地方ものぞいてみよう。
なんか長野県に似てますね。。。
この辺に住んでる人たちは、穀類全粒・野菜・発酵食品が食事の中心になってるそうです。
下2枚は長野県
どっちがどっちか分からなくなりますね。
住んでる環境が似ていて、長寿という共通点があるのではないでしょうか。
こんな老後もいいですね。。。
野菜摂取量日本一の長野県に、野菜食べ放題のお店がある!
長寿日本一の長野県は、野菜の摂取量でも日本一
そんな長野県に、新鮮な野菜を食べ放題できるお店があると聞いて、のぞいてみた。
ここは、JR長野駅徒歩1分のところ。
店の名は、「長野県 長寿食堂」
何か言いたいこと、伝えたいことがありそうだ。
いやぁー混んでますね。
これが〝野菜の食べ放題〟
生野菜だけだけでなく、蒸し野菜もエントリーしている。
野菜の摂取量日本一だけあって、旬の野菜のオンパレードだ!
こだわりは、長野県民のように、たくさん野菜を食べていただきたいようです。
これも、農産物が豊かな長野県ならでは。
あるのは野菜だけじゃないです。
ここは、地元食材にこだわり、信州福味鶏や信州サーモン、お酒も地物
二十四節気で味わう信州郷土料理定食も人気メニューになってるそうです。
これは絶対行かねば。。。
これで、私も長寿目指します!